2017-2018

あけましておめでとうございます。
ようやく2017年をまとめる時間ができたのでWPにログイン。

昨年毎月一回は自分の考えを言語化すると宣言したものの、見事に実行出来ずに終わってしまった。
2017年を想ってみれば苦しいことの多い一年だったなと思います。
特に別れが多い一年で、毎月のように一人、また一人と誰かが去っていく中で、自分がこの場所でやるべきことや目指して行きたいこと、どの領域までカバーすればクオリティを担保できるのかを何度も自答していました。

アートディレクションという新たな領域に踏み出して見たものの、後輩の指導に追われ、外側の装飾やインタラクションに気をとられるあまり、ビジュアルの作り込みを怠ってしまったり、右も左もわからずに迷惑をかけ、最終的に力ずくでなんとかするという有様。
そんな中、名だたる制作会社のコーポレートサイトが次々にリニューアルしていくのを目の当たりにする度に、昨年立てた目標のあまりの大きさを痛感して、打ちのめされたりする日々でした。
一昨年とは比べ物にならない本数、規模の仕事をお任せいただいて、前年の自分のアウトプットは超えるという最低限の目標はクリアしたとは言えるものの、もっともっと突き抜けたクリエイションに昇華しなければいけないという焦りしかない一年だった。

そんな自責の念に囚われていた年末に、読んだ本の中に、

“アーティストに課せられるべき責任は一つだけ、それは自分の技術(クラフト)に誠実であること”

という言葉を見つけて、”アーティスト”を”デザイナー”に変換して自分に落とし込んで行きたいなと想った次第です。
引き続き、感覚的に良いものとロジック的に正しいものの着陸地点を探して、自分の知的好奇心、探究心の向こう側へきちんと届けられるものを作っていけるように日々を使って行きたいと思っています。

ここからは娘の話
一昨年は人が四つ足から二足歩行へと歩く過程を目の当たりにした一年なら、昨年は言語能力の発達を垣間見た一年だったなと思います。
喃語が、徐々に単語で話すようになり、二語から三語へ、主語と述語を駆使するようになり会話の受け答えが成立するようになりました。
具体的にいうと「パパ」が「なぎちゃんのパパ」になり「お父さん」になる、
「パン」が「パンマン」になり「アンパンマン」になり、「アンパンマン でんしゃ」になり「アンパンマンの電車欲しいな」になる。
そんな単語の数と記憶の断片をつなぎ合わせた会話が日々アップデートされていることがとても嬉しくて楽しくて驚くばかりの毎日です。魔の二歳児という期間に挫けそうな時もありますが。

通常営業の方が自分にはあっているとはいえ、忙しない年末年始という時間は、常に流れて行ってしまう時間を振り返るための良い機会だなと思っていて、2017年はそのようなタームだった記憶しています。
昨年お世話になった方、少しでも気にかけてくれた方、力を貸してくれた方、一緒にくだらない話で笑えた方、
本当にありがとうございました

34歳になりました。
毎年言いたいことは同じで、共に良い時間を共有出来ればと思います。
また一年宜しくお願い致します。

2018 元旦

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