秋田について

14日の朝から秋田に来ています。
奥さんと娘は先に飛行機で来て、僕は2日遅れて夜行バスで後から合流という形。
明日の朝東京に帰る前に書いておいておきたいと思ってこれを書いています。

秋田県にかほ市
玄関を出て1分も歩けばすぐ海という環境は、子供を育てるにはあまりにも良い。
家に着いたら6時前だというのに庭のトマトを取りに娘が外に出て来て、そのまま海に散歩した。

太陽が昇る頃に起きて、朝ごはんを食べたら海を散歩して、日中は外に行き秋田のニュースを見ながら夕食を食べて、子供を寝かしつけたらすぐに寝てしまう。
そんな健康的な生活。
象潟では2年前から行きたかった木版画家の池田修三さんの作品をレンタサイクル(ありがたいことに無料!)で巡ったり、土田牧場やひまわり畑、TDKミュージアムの合間に海に行き、地元のお祭りに参加して、奥さんの友人家族と互いの子供を遊ばせて、花火を見て、未就学児を連れて遊ばせて回るにはあまりにも充実した連休を過ごした。

初めてここに来たのは26歳の時だった。
高速道路がどこまでいっても1000円だった2010年、それを利用する手はないと、9時間運転してここに来た。
アジカンのマジックディスクを多分10ループくらいしたと思う。
初めはどこにでもある地方都市だと思った。
海も山も近くにあって、田んぼの周りにイオンとコンビニが点在している。

今は無くなってしまった寝台列車あけぼの、飛行機、夜行バス、車で来る途中群馬で事故ったこともあった。。
手段を変えて何度も来るたびに、だんだんとこの街の魅力が自分に浸透して来たのがわかった。
そして2年前ここで娘が生まれて、僕にとって特別な街になった。

ただかつて商店のあった建物の痕跡が多いことは、少し気持ちを寂しくさせる。
壁に剥げ落ちた看板、廃墟になったホテル、だだっ広い空き地。
奥さんが子供の頃は、おそらくもっと栄えていたのだろう。
来るたびにいつも考えている。
中央と地方のあり方。
結局移り住むしかできないのか。
何かもう少しうまくPRする手はないのか。
空港や新幹線が通り、男鹿にも近い北秋田に比べて、
南秋田は交通の便は良くないし、派手な名物があるわけでもない。
冬は厳しいし、自殺率や人口減少率は…。

けれど
鳥海ジオパーク構想というのがもっと広がればいいなとか、
チームラボのインスタレーションができたとか、
TDKの業績が良いとか、
道の駅がリニューアルしたとか、
新しいお店ができたとか、
この街で懸命に暮らす人のニュースを東京で聞くたびに、少し嬉しくなっている自分がいる。

見渡す限りの空が美しい。
近所の爺さんもおばあちゃんもお店の人もみんな優しい。
日本海はいつも真っ青で、そこに降り注ぐ太陽の輝きはいつも変わらずにそこにある。
風車が山の上でビュンビュン回って気持ちいい風が流れている。
鳥海山から流れる水で作られる農作物はどれも美味しいし、
漁港で水揚げされた魚で握った近所のお寿司屋さんも美味しい。
1日の終わりには、日本海に沈む夕日が僕らを包む。
日が沈めば、空には東京の1000倍くらいの星が瞬く。

人間が清々しく暮らすにはそれで充分じゃないのか。
そんなことを思わせてくれる。

受け手の気持ちを考えずに投げつけられた言葉。
張り詰めた人間関係。
不要な通知の多すぎるSNSのタイムライン。
東京での面倒な悩みや仕事のストレス。
つまらない虚栄心や猜疑心。
本当にそんなことがバカバカしくなる。

いつか鳥海山の山頂まで登ろうと思っている。
子供も一緒に来てくれて、あつみのかりんとうを食べながら山頂でくだらない話をしたい。
その帰りには、笹乃井でつぶ貝を食べながら飛良泉で一杯やりたい。
ねむの丘の温泉に行くのも良いな。
風呂上がりには象潟の岩ガキを食べるんだ。
そんなどこの地方にでもある普通のことを無くしたくない。

あと何回来れるかわからない。
でもきっと、多分死ぬ前にここのことを思い出すだろう。
最近は来るたびにそんなことを想っている。

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201702


とても苦しいひと月だった。
タスクを抱え込み過ぎて、質よりも量をこなさざるを得ない状況を生んでしまい。
量よりも質を、数字よりも質を追い求めるべきなのだと改めて思った。

特に一つの案件に関しては、要求とイメージが合致せずにやり取りを繰り返すうちに本来他のタスクにかけるべきパワーがドンドン削がれていくという厳しいスパイラルが生まれてしまった。
プロジェクトが一番苦しいのが進むべきベクトルが定まらない時だと思う。
仕事なので常にそういう状況が発生する可能性を秘めているけれど、結局イニシアティブを自分でコントロール出来る環境を自分で作るしかない。
新しい半期が始まるので、これから少しづつ自分の中でだけ働き方を具体的に変えなきゃいけないなと思う。
最初の半期は助走、次がウォーミングアップで、今期が本当のスタートラインだとすれば次はもう言い訳出来ないタームなのだから。その先はもうわからない、もしかしたら次のステップに進んでいるのかさえも。
それくらいの覚悟じゃないと勤まらないのかとすら最近は思うようになった。

保育園問題について、結局解決出来なかった。
待機児童入り。あまり希望は持っていなかったけれど、それでも全て落ちるとそれなりにショックなもんだ。
ただ自分で肩まで風呂につかれるようになったり、小さい滑り台なら自分ですべれたり、小さい段差なら一人で降りれるようになって来ている。物事の記憶をすりあわせて、言葉を発することも出来るようになって来た。
そんな様子を見ていると全てが馬鹿馬鹿しく思えることもあるし、自分にやれることをやるしかないというシンプルな回答に落ち着く。
感情が揺れ動きながら、カオティックな一月を過ごしなんとか納品を済ませ、そんな2月28日疲弊した脳内のまどろみの中で観たLALA LANDはとても素晴らしかったです。

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201701

元旦の夜、ローグワンを見に豊洲に向う。
映画自体のストーリーはとても刹那的で良く、初体験の4DXでの鑑賞はスターツアーズに似た興奮を覚えた。
ロボットの命は幾ら人工知能を持っていてもぞんざいに扱われることが多いなぁと思ったりするのだけど、
昨今のニュースを見ているとそう遠くはない未来の事のようにも思えるから不思議だ。
その影響もあって中学生以来にSTAR WARSをEP4から見直しています。

oasisのドキュメンタリーが素晴らしかった。
映像のアーカイブがないエピソードを再現するアニメーションも興味深く、
大スクリーンで見る数々のライブ映像は迫力満点で臨場感がとてつもなく引き込まれた。
そこまで熱心なファンではないものの、インターネット以前最後のブリットポップ全盛期のあの時代の空気、
遥か遠い異国の音楽界の出来事を想像するしかなかった中学時代の頃を思った。

身の回りの整理整頓とユーザー体験をかねて半分にメルカリでちょくちょく物を売っているのだけどかなり面白い。
とにかく色々が簡単すぎて、事業自体が成長してる理由が頷ける。

くりぃむしちゅーのチャリティートークライブに行った。
ボキャブラの頃から一番好きな芸人として君臨しているお二人を間近に見るのはとても夢の様な時間で、
神々しさまで感じながら沢山笑わせてもらいました。
熊本の震災の影響の様々が少しでも良い方向に向かうことを願っています。

NOSHOWのライブで久々にクラウドサーフをした。

昨年から中指が頻繁にバネ指になるので注射を右手の付け根に何回か打っていて、年末からまたそれが酷くなって来て、たまに痛くて寝れない時がある。
なんかいいマウスないですかね。

2人目が生まれた友人に会いに行ったり、1人目がかなりの時間をかけて生まれた知らせをきいた。
皆どんどん親になって行くので、一緒に遊べる日を楽しみにしてる。
この季節とても寒いと静電気が凄いのであまり公園の外遊びとかしたくないので、
屋内でもアクティブに遊べる所のストックを増やさないとなと。

1月は生活タスクがかなり多くて集中出来ないこともあったけど、アラートの管理でもれなく遂行出来た。
新年に決めた誓いもそろそろ忘れそうな2月。
リリースも多くなってくるので、気を引き締めて行きたい。
このまま新卒がドバッと入ってきてからの教育環境にとても不安があるのは拭えないものの、
案件に求められるレベルはドンドン高くなってきていることだけ前向きに捉えている。
昨年は本当に助走だったなって思う。
ただ退職者が増えていることがとても心配される。
50人が100人になれば様々なことが変わって行くのは当然だし、変化を楽しみながらやって行きたい。

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2016 – 2017

あけましておめでとうございます。

夏前からずーっと忙しくさせてもらっていて平日ヘロヘロになるまで働いて、週末子供に癒されるっていうバランスで来ていたから、自宅にいる長めの連休にメンタルバランスを崩してしまって、もう4日以上の連休はいらないなーと思ってしまったり、毎度のことながら年が明ける前にもう忘年感と特番に辟易してしまい、適当に年を越しました。
いいんじゃないですかね、もうそれで。

おかげ様で娘はすくすくと育っていて、先週出来なかったことが次の週にもう出来ているっていうことの連続でした。
生後半年から1年が一番赤ちゃん然としているらしいけど、
こないだ寝返りを打ったと思いきや次の週にはハイハイを始め、
あっという間に立ち上がり、伝い歩きをするまでに2月かからなかったように記憶しています。
今は家の中を叫びながら走り回り少しづつ外でも散歩出来るようになっていて、
それを横で見ているのはとても貴重で幸福な体験でした。
引き続き暗中模索しながら頑張りますと言った所です。

33歳になりました。
昨年は課題がとても明確になった1年でした。
今の場所で達成しなきゃ行けないこと、入る前に思い描いていた目標を軌道修正してより明確に出来たと思う。
ただ具体的な報告が沢山出来たこと、良い繋がりを作れたことが一定の成果としてあってとても良かったなと思っています。
環境面も根幹から作って行かなきゃいけないと思っていたけど、その為に何をするかもわかったし、
今以上に自分に厳しくしなきゃいけないなと思うし戦うべき所が沢山ある。

絶対にここには書かないのですが、周りの人にはあえて口に出している目標が一つあります。
それは自分一人では絶対に達成出来ないことなので、
やれること全部ブレストして、逆算してやって行くだけなのです。
一月ごとの目標をきちんと設定して、必ずそれを振り返る。
一月をそうやって使い果たしてそれを12回繰り返して、2018年を迎えたいと思っています。
あとここも月報という形で、月に一度必ず更新したいなということと、
関わってくれた人と良い時間を過ごしたい。それだけ。

写真は年末、外房に行った帰りに海ほたるから見えた富士山
一年を締めくくるには充分すぎる絶景でした。

2017 元旦

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Dissolve


8月
SHIFTBRAINでアニメーションの勉強会
デジハリでBEES & HONEY今村さんと元letters野間さんのブランドシンキングの特別講義
そしてDMMで Service x Design と立て続けに勉強会に行ってきた。

それぞれが全く違う分野のセミナーだったけど、技術の話からマインドベースの話、新たなる才能に出会うことも多くてとても良かった。
期末の提案ラッシュに加えて、夏休みの連休進行で分刻みのスケジュールをこなしている中で良い刺激になりました。

そんな中娘がすたすたと歩き始め、
HIATUSの新譜が本当に最高
SUMMER SONICで見たRADIOHEADも本当に最高だった。

ああ夏が終わる。
今年も富士山に登れなかった
5年ぶりにフジロックに行けなかった。
キャンプして川にダイブ出来なかった。

出来なかったこと沢山あるけど、時間は戻ってこない。
残暑もそろそろ終わって間の季節の東京には台風が毎日押し寄せている。
もうすぐ転職して1年が経つ。
1年前のPSDを見ればこの1年の成長内容がわかる。

感じているのは、それぞれの意識の違いや目標の差異を問題としているかどうか。
分業制のワークフローの中では各々の仕事を尊重していないと成立しないし、
ツギハギだらけの知識のもろさを露呈していることが多くなってきた。
小さいこのチームが名だたるクリエイティブプロダクションに打ち勝つために、
どう共有していけばいいかってことをずっと考えている。
代理店でなく制作会社であるために、品良く面白いことをやること。

そんな中この前の日曜日、著名な料理人の方が銀座に出店する際に密着するドキュメントを見ていたら
伸び悩む若手の料理人にシェフがこんなことを言っていた。

最低限今できる仕事を完璧にこなして空いた時間で自分の勉強をする、その繰り返しをしないと成長なんでできない。

僕の好きな先駆者たちはみんなそうして来たなと思うし、その姿を追って行きたい。
仕事で必要なスキルだけ上げたって人と同じ成長しか出来ないんですよね。
自発的に作りたいモノを作ってこそ、それが何処かで生きてくると信じている。

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