20141122 DAY 2 – LIBERTY LONDON –

夜中に目が覚めて風呂に入る。
このホテルの風呂は蛇口を回すとカランからお湯が出て、そのまま回し続けるとシャワーに切り替わるという謎の仕様(イギリスの風呂はみんなこうなのか?)なので、バスタブにお湯を張っておくとお湯が溢れてしまい一人パニックになる。
もう一度寝たものの、6時くらいに目が覚めてしまい、結局そのまま朝食に。

ラピュタでパズーが食べていたような、オーソドックスなイングリッシュブレックファスト。カリカリに焼いた薄切りのトーストとに目玉焼きをのせ、謎の豆とベーコン、グラノーラみたいな米と缶からそのまま出した感じのトマトとサラサラの牛乳、というセットと一緒にコーヒーを二杯飲み出発。

 

この日は初ロンドンの奥さんに合わせて、朝イチでビッグベンからウエストミンスター寺院へというベタな観光ツアー。

この旅は地球の歩き方や、ネットで得た情報を元にあらかじめ行きたいところをピックアップして、Google Mapにブックマークしていた。電波はなくてもGPSは生きているので自分の位置と歩いている方角は確認できるし、公衆のWi-fiがあれば次の目的地までの時間や距離、どこかに寄れるかがすぐにわかってとても便利だ。

ウエストミンスター寺院は2度目だったがやはりステンドグラスに移るヨーロッパの古い紋章や壁のテキスタイル、建造物のディティールには趣があってとても惹かれる。

 

ガイドを聴きながらゆっくり回っていると、行こうと思っていたバッキンガム宮殿の衛兵交代の時間に間に合わなくなってしまった。一応写真だけを撮り、そのままセント・ジェームズ・パークを抜けて、ピカデリー・サーカス方面へ。

 


行こうと思っていたレストランが予約でいっぱいだったので、近くのPret A Mangerでランチ。Pret A Mangerはイギリスを中心に展開するナチュラル系のカフェチェーン店で、サンドウィッチやサラダなど野菜中心の健康的な食事が手軽な値段で食べられる。ちょうどブームになっていた枝豆なども売っていて、どれも美味しいので滞在中よく行った。
この日は外のテーブルで食べていたので、暖かいスープとサンドイッチがとても美味しく、日本にもできてほしいなと思った。気軽に自販機でホットドリンクが買える日本と違い、海外にいると暖かい飲み物を買うという行為がとても貴重に感じる。
(後で調べたら2002年に一度進出して撤退という歴史があるらしいけど、健康志向が高まっている今なら受けそうな気がするんだけどな)


そのまま歩いて老舗デパートのリバティへ。
この辺りは巨大ショッピング街なので町全体がクリスマスムードになっていてとても人が多い。
リバティプリントでおなじみ百貨店で建物もまた趣がありとても良い。広告などにもいちいちモダンなセンスを感じられる。
ここでは親戚のお土産用の紅茶や自分用に紋章のアーカイブスのようなポスターを購入。
売られているテキスタイルがでどれも素敵で、テキスタイルフェチな自分にはたまらない場所だった。
また、驚いたのがトイレのハンドドライヤーがダイソンだったこと。風のキレがすごくて一瞬で水分がなくなるので日本も全部これにして欲しいと思った。

 

リバティをでて、すぐ裏のBerwick Stへ行くとそこはOASISの名盤「Morning Gloly」のジャケットになった場所。iPhoneの音楽アプリのジャケット写真を参考に、同じ場所で写真を撮るだけの用事を済ませて地下鉄に乗り、シティ・オブ・ロンドンへ移動。前回は改装中で入れなかったセントポール大聖堂へ。

世界遺産とはいえ、なかなかお高い拝観料を払い中に入るも内部の写真は一切撮影禁止なので手元にある記憶でしかないのだけど、荘厳で日本の禅の雰囲気とはまた違った神聖さがあり素晴らしい空間だった。

出てくると夜も更けてきて、夜景が綺麗な時間帯に。
ロンドンタワーからロンドンブリッジを歩いて渡り、テートモダンの中を抜けてサザーク方面へ。

テムズ川を渡るときにLarrikin love が聴きたくなるのは以前と変わらないけれど、The Shardから放たれる近代的でギラギラとした光が2014年であることを認識させる。


ホワイトキューブという現代アートギャラリーまで歩いて行ってみたけれど、なんと休館。。

がっくりしたのと歩きすぎて疲れてお腹も減ってきたので、テートモダン方面へ戻り、テムズ川沿いにあるFounders Armsというガストロパブでディナー。
川沿いのロンドンの夜景が見える雰囲気の良い店内で、ビールを飲みながらザ・イギリス料理といったステーキ・アンド・エール・パイやフィッシュ&チップスなどをいただいた。どれもとても美味しかった。

ホテルへ戻るためにブラックフライヤー駅から地下鉄に乗る。この駅のホームはテムズ川の真上にあって、川沿いの夜景がよく見えるし、青い光と近未来的なデザインがトンマナで映画のワンシーンに入り込んだようだった。おそらくここも五輪に向けて新しくしたのだろう。駅の進化は随所に見られる。
初日からバックパッカー的にイベントを盛り込みすぎたと反省。

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